エンジニアではない会社員が、絵を描くアプリをAIに作ってもらった。中身は約6,000行

2026-10-10

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1. 薬局の話から少し離れて、絵を描くアプリ

このブログでは前に、薬歴のメモアプリをAI(Claude)に作ってもらった話を書きましたが、実はその少し前に、薬局とはまったく関係のない分野でも、同じようにAIにアプリを作ってもらっています。

お絵かきアプリ。

パソコン(Windows)で絵を描くための、ペンやレイヤーのそろった道具です。

プログラミングの仕事をしたことはありません。それでも、パソコンに残っているファイルの日付を見ると、このアプリ用のフォルダができたのが2026年9月22日の夜。ほかのパソコンにも入れられる「インストーラー」ができたのは、24日の昼でした。

2. どんな機能が入ったか

完成したアプリの画面に並んでいるボタンの名前を、そのまま拾ってみました。

ほかに、描いている過程を記録する「タイムラプス」や、作業時間のグラフ、同人誌用のA4・A5・B5サイズ(塗り足し3mm付き)のひな形まであります。試作として、ポーズを変えられる3Dのデッサン人形も入っていました。

中心になるプログラムのファイルは、数えると5,912行。

かなりの量です。

3. 人がやったのは「何が欲しいか」を言うこと

書いたのはAI。

AIにアプリを作ってもらうとき、人の側に残る仕事は、どんな道具が欲しいかを言葉にして伝えることと、できあがったものを実際に触ってみて思っていたとおりに動くかを確かめることの、大きく分けて2つになります。

機能の一覧を見返すと目につくのは、どれも「絵を描く人が欲しくなるもの」だという点です。ブラシの種類や、同人誌の塗り足しのような細かい決まりは、使う側の事情を知っていないと出てきません。AIは書くのが速い。ただ、何を作るかを決める材料は、使う人の側にありました。

4. ボタンの説明まで、使う人向けになっていた

小さなところでは、ボタンにマウスを乗せたときに出る説明文も入っています。

たとえば「完全に透明なラスターレイヤーをまとめて削除します」「押している間だけ適用前の見た目に戻して比較できます」。書き出した画像の右下に文字を重ねる機能には、「AI学習対策など」という使い道まで添えてあります。

迷いにくい。

作った本人以外が初めて触っても、ボタンの意味がその場でわかるようになっています。

5. 作ってみてわかった、気をつけること

便利な一方で、気をつけたい点もあります。

まず、アプリの設定ファイルに、作った人の名前やメールアドレスが入っていることがあります。このアプリでも入っていたので、この記事ではアプリの名前も画面も載せていません。人に配ったり、ネットに出したりする前には、中に個人の情報が残っていないかを確かめる必要があります。

もう1つは、できたものを確かめるのは人の仕事だということ。機能の数が多いほど、全部をきちんと試すのは大変になります。

ここは省けません。

6. 薬局の仕事に置きかえると

分野は違っても、形は同じ。

薬局でいえば、「毎日使う小さな道具」が近いと思います。たとえば決まった形式の記録をまとめる画面や、よく使う作業の手順を減らす仕組みのように、何が欲しいかを一番よく知っているのは、システムを作る会社ではなく、毎日その作業をしている人のほうです。それを言葉にできれば、作るところはAIに手伝ってもらえます。

ただし、患者さんの情報を扱うものは別です。AIに渡してよいかどうかは、作り始める前に職場の決まりを確認してください。

7. 生成AIの使い方を順番に学ぶなら

欲しいものを言葉にして、AIに伝え、できたものを確かめる。この流れは自己流でも試せますが、順番に学びたい人向けの講座もあります。

その1つが「DMM 生成AI CAMP 学び放題」です。私自身はまだ受講していないので、ここからは公式の案内に書かれている内容をそのまま紹介します。

申し込む前には無料のセミナーで中身を確かめられるので、自分のやりたいことに合うかどうかをそこで聞いてみてから決めると判断しやすく、料金や内容は変わることもあるため、申し込む直前には公式サイトでもう一度確かめておくと安心です。

8. まとめ

プログラミングの仕事をしたことがなくても、AIに手伝ってもらえば、数日で機能の多いアプリの形にはなりました。

速さはAI。

そのぶん、人の役割ははっきりします。何を作るかを決めること、できたものを確かめること、外に出す前に個人の情報が残っていないかを見ること。この3つは、分野が絵でも薬局でも変わりませんでした。