薬剤師でもエンジニアでもない会社員が、AIに頼んで薬歴アプリを作ってわかったこと

2026-10-09

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1. プログラミングを仕事にしたことがないまま、薬歴アプリを作った

薬学部を出たあと品質管理の仕事を9年続けている会社員で、薬剤師ではなく、プログラミングを仕事にしたこともありません。

その私が2026年の秋、患者さんとの会話を録音して文字にし、AIがSOAPの下書きを作る、薬剤師向けの薬歴アプリを作りました。作り方は単純です。AI(Claude)に「こういうものが欲しい」と頼んで、出てきたものを試し、直してほしいところをまた頼む、という繰り返しでした。

できあがったアプリは、現役薬剤師の友人が試してくれています。この記事では、AIに頼んで作る途中でぶつかったことと、そこからAIを学ぶ方法をどう考えたかを書きます。

2. 作ったアプリでできること

ブラウザで動きます。パソコンならGoogle Chrome、iPhoneならSafariで開いて使う作りにしています。

データは端末の中だけ。インターネット上のサーバーには保存しない作りにしたので、書いた薬歴そのものを誰かのサーバーに預けずに使えますが、そのぶん端末を変えるときはバックアップを書き出して移す必要があります。

3. AIに頼んでも、つまずいたところ

そう簡単ではありませんでした。AIに頼めば一度で思いどおりのものが出てくるわけではなく、作っている途中で方針を変えたところが4つあります。

① 最初はAIの利用料がかかる作りだった はじめは下書きを作る部分に有料のAI(Claude API)を使っていたので、友人が使うたびにお金がかかる作りでした。そこで、切り替え先に選んだのがChromeに入っている無料のAI(Gemini Nano)です。

② iPhoneでは、その無料AIが使えなかった ところが、Chromeの内蔵AIはiPhoneでは動かないため、iPhoneでは下書きのボタンを出さず、録音と文字起こしだけを使える作りに変えました。

③ AIの下書きは、会話にないことを書くことがある 無料のAIは、会話に出てこなかった内容を下書きに混ぜることがあります。今もそうです。画面と説明書には「必ず確認してください」と書きました。

④「何も外に送らない」とは書けなかった データは端末の中に保存されますが、Chromeの文字起こし機能は音声をGoogleに送って文字にしているので、説明に「何も外部に送らない」とは書かないようにしています。

AIは先回りしません。試して、おかしいと気づいて、AIに聞き直して、ようやくわかったことばかりです。

4. AIに頼むにも、知っておくことがある

有料のAIと無料のAIの違い、そのAIが動く端末、答えに間違いが混ざるという前提、そして入力した情報の送り先。作り終えてみると、AIに頼むときに必要だったのはプログラミングの知識よりも、この4つでした。

どれも作る前は知りませんでした。ここを知らないまま頼むと、③や④のようなことには気づけません。患者さんの情報を扱う薬局なら、なおさら。

5. まずは無料で触ってみる

最初は無料で十分。AIを学ぶといってもいきなりお金をかける必要はなく、ChatGPTやGemini、Copilotには無料で使える版があります。

私がやったのは、手元の困りごとを1つ決めて、AIに相談してみることでした。私の場合は薬歴でした。AIの返事をそのまま信じずに試して確かめる、その繰り返しの中で、上の4つを知ることになりました。

6. 体系的に学びたいなら、無料セミナーで中身を確かめる

独学の弱点は、何を知らないのかに気づくまで時間がかかることです。私の③④も、気づいたのは作ったあと。

順番に学びたい人向けの講座の1つに、「DMM 生成AI CAMP 学び放題」があります。私自身は未受講。ここからは、公式の案内に書かれている内容です。

申し込む前には無料のセミナーで中身を確かめられるので、自分の困りごとに合うかどうかを、そこで直接聞いてみると判断しやすくなります。

料金や内容は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確かめてください。

7. まとめ

アプリは作れました。ただ、プログラミングの知識がなくても作れた代わりに、AIの得意・不得意や情報がどこに送られるかを知らないままだと、危ないところには気づけません。

まずは無料のAIで手元の困りごとを1つ相談してみて、もっと順番に学びたくなったら無料セミナーで講座の中身を確かめる、という順番なら、お金をかけずに始められます。